こんにちは。Runn(B)eeeers カッコビーのほそべーです。
Runn(B)eeeersは埼玉県越谷市レイクタウンを拠点にガット張りを行っています。
テニスを頑張っている、楽しんでいる皆さん、
自分のラケットのガットについて、どう張られているかを知っていますか?
ガット張りには細かく分けていくと、何通りも張り方があります。
その中でも、大きく分けて2種類に分けられます。
それが、1本張りと2本張りです。
今回は、その2種類について、それぞれの特徴とメリット、デメリットを解説していきます。
この記事を読んで、今後、ガット張りをする際に1本張りと2本張り、どちらで張るのが良いのか、考えてみましょう。
それでは、どうぞ。
目次
1本張りと2本張りの違いについて
先ずは、1本張りと2本張りって何?
というところから解説していきます。
先ず、スポーツ店やテニスショップでガットを1つ買うと、テニスラケット1本にガットが張れる分のガットが1本(約12m)手に入ります。
そのガット1本をテニスラケットに対して、どう張っていくかで1本張りか2本張りかが決まります。
ガット張りというのは、基本的に、縦のガットから張り、縦が張り終わったら、横のガットを張っていく流れになります。
すごく簡単にいうと、、、
1本張り = 縦のガットを張ったら、そのまま横のガット張り上げる(ガットを1本まんまで張り上げる)
2本張り = 縦のガットと横のガットを分けて(切り分けて)、張り上げる(ガットを2本にして張り上げる)
この様に、分かれます。
では、あなたのラケットは、今、1本張り、2本張り、どちらの方法で張られているでしょうか?
見分け方は簡単です。
ラケット面にガットの結び目が何個ありますか?
2個 = 1本張り
4個 = 2本張り
となります。
これで、あなたのラケットが1本張りなのか2本張りなのかが分かりました。
それでは、それぞれの特徴、メリット、デメリットを解説していきましょう。
1本張りの特徴
1本張りはラケットに対して、縦と横のガットをガット張りスタートからゴールまで、ガットを1本そのままで張り上げる方法です。
1本張りのメリット
- ガットが比較的、伸びにくい
- 2本張りに比べて、1回のガット張りに使用するガットの長さが短く済む
1本張りのデメリット
- ハイブリッド張りが出来ない
- 縦と横でテンションを変えることが出来ない
- 2本張りに比べて、ガットの張り方が難しい
1本張りをおすすめする方
1本張りのメリットとデメリットを簡単に挙げてみました。
その中で、こんな方は1本張りをおすすめしています。
縦と横に同じガットを張っている
ガットを張る際に1種類のガット(縦横同じガット)で張り上げる際は、1本張りをおすすめします。
なぜなら、1本張りと2本張りを比べると、1本張りの方が、ガットが伸びにくいからです。
ガットは、結び目の数が多ければ多いほど、ガットの緩みが多くなってしまいます。
これは、ガットの結び目の近くにはテンションを上手く掛けられない為、どうしても結び目付近はテンションが緩くなってしまうからです。
この、どうしても発生してしまう、結び目付近の緩みを、どうやって均一にガット張りを行うかが、ストリンガーの力量のようなところはありますが、
どんなに良い機械を使おうが、どんなに高い技術を持っていようが、結び目付近のガットのテンションは完全均一にすることができないのが現実です。
ですから、1種類のガットでガット張りを行う際は、1本張りをおすすめしています。
ロールガットを使用している
よくガットを切ってしまう方は、ロールガットを購入し、ガット代を節約している方も多いと思います。
ロールガットは、概ね1つ200mで売られており、1つ購入すると約16回〜18回、ガット張りを行うことが出来るため、かなりお得です。
2本張りで張ると、1回のガット張りに使用するガット長は12m程度です。
12m/200m = 16.66666.....回
計算上は200mのロールガットを買うと、16回ガットが張れて、少し残る。というところでしょうか。
これが、ガットを張る度に、少し長めに長めに、、、とガットを取ってしまうと、ロールガット1つで、15回、14回しか張れなくなってしまいます。
それが、1本張りですと、ガットの材質にもよりますが、11.6m程度で1回分張ることが出来ます。
11.6m/200m = 17.24137.....回
そのため、200mのロールガットを買うと、17回ガットが張れることになります。
更に、ガット張りはガットを引っ張りながら(テンションを掛けながら)行っていきますので、ガットは引っ張る度に伸びていきます。
これが、比較的テンションを掛けると伸びやすい材質である、ナイロンガットだと1回分で必要な長さが、当然ながら、少なくなっていきます。
ですから、200mのロールガットで、最大18回張ることも可能です。
1種類のガットを張る方で、ロールガットの方は、1本張りが絶対的にお得です。
詳しく知りたい方は、この記事をご覧ください。
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【ロールガットをお持ちの方必見】1本張りがお得に張れる
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2本張りの特徴
2本張りはラケットに対して、縦のガットと横のガットを分けて張り上げる方法です。
2本張りのメリット
- ハイブリッド張りが出来る
- 縦と横のガットのテンションを変えることが出来る
2本張りのデメリット
- ガットが比較的、伸びやすい
- 1回のガット張りに使用するガットの長さが比較的、長くなってしまう
2本張りをおすすめする方
2本張りのメリットとデメリットを簡単に挙げてみました。
その中で、こんな方は2本張りをおすすめしています。
ハイブリッド張りをしたい
2本張りの最大のメリットはこのハイブリッド張りです。
縦と横のガットを違う種類にして、張り上げることを、ハイブリッド張りといいます。
縦と横のガットを分けて張る、2本張りはこれを実現することが出来ます。
縦と横のガットの種類を変えることで、それぞれのガットの良さを活かしたい!
そんな方は、ハイブリッド張りをおすすめします。
縦と横のテンションを変えたい
テニスプレイヤーの中には、ガットの縦と横のテンションをそれぞれ変えて張る方もいらっしゃいます。
2本張りは、縦と横のガットを分けて張る為、縦と横のガットを別々のテンションで張ることが出来ます。
ハイブリッド張りをする際に、縦のガットの元々の硬さと、横のガットの元々の硬さの違いを微調整する時や、
縦と横のガットで、どちらかのガットの性能を特に強調したい時に、縦と横のテンションを変えたりします。
しかし、ここで注意していただきたいのが、縦と横のテンションを変えると、ラケットが変形します。
縦より横のガットのテンションを高くすると、ラケットが細長くなる変形を起こします。
逆に、縦のガットのテンションを高くすると、ラケットがつぶれる変形を起こします。
プロテニスプレーヤーの中では、この変形を利用し、ラケットを細長くして、振り抜きがしやすいようにしている方もいらっしゃるようですが、ラケットに負荷をかけていることは、間違いありません。
Runn(B)eeeersでは、ラケットは大切に、少しでも長く使ってほしいため、この方法は推奨していませんので、ご了承ください。
最後に
Runn(B)eeeersでは、1種類のガットを張る場合は、お客様のご要望がない限り、1本張りにてガット張りを行っています。
縦と横のテンションを変えたい場合も、可能な限り対応致しますので、ご希望の場合は、一度ご相談ください。
(しかしながら、縦と横のテンションが大幅に違うご注文はお断りしています。)
この記事を、読んで頂いた上で、自分の使いたいガット、ご予算など、鑑みてガット張りをぜひ、Runn(B)eeeersにお任せください!
少しでも、Runn(B)eeeersが気になった方は、この記事をご覧ください。
お問い合わせ、ガット張りのご注文、お待ちしております(*^^*)
ぜひ、Runn(B)eeeers カッコビーをよろしくお願いいたします(^^)/